話し方教室-女性のユーモアやジョークは、効果的なのだろうか?

スピーチでの女性の「ユーモアやジョーク」は、聞き手にどう評価される?

「cna」のなかで、「ファイナンシャル・タイムズ」のピリタ・クラーク氏は、パブリックスピーキングにおけるユーモアやジョークが、性別、話の内容によってマイナス効果になることがあると述べています。

その点に関して、ヴィヴ・グロスコップ氏は、スピーチ(パブリックスピーキング)においてユーモアやジョークを織り交ぜながら話を展開する場合、男女によってユーモアやジョークは真逆の効果を発揮すると指摘しています。グロスコップ氏はジャーナリストとして活躍しながら、スタンドアップ・コメディアン(一人漫才)でも成功している人です。

スピーチでの女性の「ユーモアやジョーク」はマイナス効果?

一般に、マネージャーなど管理職クラスの男性にとって、パブリックスピーキングにおけるユーモアやジョークは効果的です。ユーモアやジョークにより、リーダーシップ、役職・立場に対する周囲の評価が高まるからです。

しかし、女性では、男性とは異なり、パブリックスピーキングにおけるユーモアやジョークはマイナス効果である、といわれます。ユーモアやジョークを言う女性リーダーは、リーダーシップ能力が劣っていると見なされるようなのです。周囲は、不足しているビジネス能力・スキルを補う、あるいは誤魔化す目的で、ユーモアやジョークを言うと考える、というのです。

どうやら、女性にとって、ユーモアやジョークはリーダーシップ、役職・立場に対する他者からの評価を下げるようです。

話し方教室の要点「女性のユーモアやジョークは、明るくて品であること」

一方で、ニュージーランドの研究者らは、10年以上前にユーモアやジョークと第一印象における関係性を発表しています。それによると、女性リーダーが巧みにユーモアを使いながらコミュニケーションを図ることにより、面識のある相手に対して自身が能力のあるリーダーであるとの印象を与えられると報告されています。

先のクラーク氏は、女性がユーモアやジョークを言うことに否定的な考えは少なくないが、女性であってもユーモアやジョークは試す価値はあると考えています。

結局、女性が「ユーモアやジョーク」を言う場合は、かなり「気を遣わなければならない」ということなのでしょう。

かつて、森元首相がスケートの浅田真央さんのことを「あの子は、大事な場面で必ずコケル」といって大ヒンシュクをかったことがありました。森氏はマスコミからも、個人からも相当な攻撃を受けたのでした。

その森さんの件について真央さんは、笑顔で、こうコメントしていました。「恥ずかしい思いをしたのは、私よりも森さんの方じゃないかな?」と。そうです。女性のユーモアは、明るくて品がなければならないのです。

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