話し方教室|子どもの暴力性を取り除く秘訣は、コミュニケーションにあり!

恋人からの暴力に悩む少年少女

青少年への健康教育プログラムを提供している、米国インディアナ州のソーシャル・ヘルス・アソシエーションによると、10代の恋愛事情はポジティブなものばかりではなく、少年少女の10人に1人は、恋人からの暴力に傷つき心を痛めているとのことです。

この問題の解決には、親子のコミュニケーションが大切であり、日々の生活で我が子に異変はないか観察することが必要と述べています。親子で、恋人を作るとはどのようなことなのかを話し合い、我が子が「暴力を振るうタイプ」かどうかを見極めることが大事といっています。

ちなみに、恋人に暴力を振るうタイプの人間は、12~18歳の期間にその兆候が見られるそうです。その兆候とは、例えば、「許可なくパートナー(恋人)の携帯をチェックする」、「パートナーへ対する極度の嫉妬や不安」、「気分にムラがある」、「度を超えた束縛」、「相手にすぐに手を出す」、「パートナーに意志決定権を与えない」などの行動であり、これらの行動が見られる場合は、恋人や他人に暴力を振るう可能性が高まるようです。

子どもの暴力性を取り除くには、日頃の親子間のコミュニケーションがカギ

子どもの暴力性を取り除くには、事前の、日頃の、親子間でのコミュニケーションが大事になるでしょう。折に触れて親子で話し合っていることが肝心だといいます。例えば「恋人を作るとは」、「恋人との付き合い方とは」、「健全な付き合いとは」、そんなテーマで親子で話し合っていることが大事というわけです。確かに「恋人との関係」とは、どのようなものかまだ分からない10代にとって、親からのアドバイスは重要に違いありません。

先のアソシエーションでは、「健全な付き合い」と「不健全な付き合い」ついて、以下のようなキーワードで話し合うといいとアドバイスしています。参考にご紹介しておきます。

「健全」/互いの尊重、信頼、正直、妥協、個性、怒りのコントロール、理解、自信など。

「不健全」/コントロール、敵意、無礼、依存、脅迫、束縛、極度の嫉妬や不安、言葉・身体的暴力など。

さて、先述の「兆候」が、すでに子どもに見られる場合は、悠長なことは言ってられません。メンタルヘルスの専門家にアドバイスをもらったり、ことによれば治療を行うことも必要になります。問題行動の解決には、やはり早期発見・早期治療が最善といえるのです。

話し方教室の要点「子ども社会的健康のために、親子のコミュニケーションを」

1.アメリカでの10代の恋愛事情。少年少女の10人に1人は、恋人からの暴力に傷つき心を痛めている。
2.子どもの暴力性を取り除くには、事前の、日頃の、親子間でのコミュニケーションが大事。しかし、すでに問題行動の兆候が見られる場合、専門家に助けを求めることが肝心。

今回の記事は、アメリカでの話です。日本おける10代の恋愛事情のデータを知りませんので正確なことは言えないのですが、(おそらく)日本も、アメリカと50歩、100歩の状況だろうと思えます。

いずれにしろ、子どもの暴力性を取り除く方法の第一は「親子のコミュニケーション」。これは間違いありません。問題は、日本において「親子間のコミュニケーション」がキチンと成立するかどうか、という点になります。なぜなら、日本では、親子が議論し、話し合って理解しあうという文化が、アメリカほど一般的ではないからです。

しかしながら、ここは親が子どもにポジティブに働きかけるしかないでしょう。大事な子どもの将来にかかわることですから。もしあなたが、子どもを言葉で諭すことをせず、いつも手を上げてきた親であるとしたら、これはお話になりませんよね。

(2018/11/06ブログ更新,2017/02/13初出)

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