話し方教室|電話での会話を、より効果的にする秘訣とは?

電話でのコミュニケーション効率を上げる

デンバー・ビジネス・ジャーナルは2月13日(2017年)、電話による会話を効果的にするためのアドバイスを紹介するスティービー・レイ氏の記事を掲載しています。

ご承知のように、最良のコミュニケーションの方法とは、会って話すことです。しかし、それができないときは、電話が次善の策となります。

しかしながら、「電話で会話した後資料を送ってフォローしても、脳に伝わる情報はかなり限られてしまう」といいます。では、どうすれば声だけによる会話の質を高められるのでしょうか。

体からの信号は、脳を通じて、話し方に影響する

その方法とは、「脳」の研究の知見を活用する、ということになります。

脳は体からのさまざまな信号に影響を受けています。たとえば、椅子に寄りかかって座っていると、脳は「休め」の指示を受けていて、活発に思考することが難しいといわれます。また、話しているときに、立って歩き回ると、精神エネルギーのペースが上がるといいます。

ですから、電話の会話を効率的にするには、立って、歩き回って、笑顔で、身振りを付けて、相手が見の前にいるつもりで、話すことを勧めると氏は言っているのです。

笑顔を作れば、体と脳の相互作用で話す内容がポジティブになりやすく、声にも影響します。また、身振りを交えて話せば、説得力も向上しやすくなるのはよく知られているところです。

話し方教室の要点「電話でのコミュニケーションを効果的にするポイント」

1.「脳」の研究の知見を、電話による効果的会話に活用する。
2.電話でも、立って、歩き回って、笑顔で、身振りを付けて、相手が見の前にいるつもりで話すと、話し方が積極的になり、それが相手にも伝わる。

さて、脳は身体にさまざまな指令を出す一方で、体からのさまざまな信号も受け取っていることが知られています。記事では、「ポジティブな体からの信号」を脳に送って、会話自体をポジティブなものにし、そして効果的にしようというわけです。

実は、もう35年以上前には、この程度の知見は一般的に言われていました。例えば「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるのだ」とか、「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」と。

もちろん(精神が)悲しいから(体が)泣くのですが、泣くという体の信号が脳に届くことで、(精神は)よけいに悲しくなり、話し方にもそれが表れます。(精神が)楽しいから(体が)笑うのですが、笑うという体の信号が脳に届き、(精神は)よけいに楽しくなり、話し方も楽しくなるのです。

人間の「精神」と「体」をつなぐものは「脳」であり、その脳を活用して効果的に話すという行為は、とくにアメリカにおいて研究が進んできた分野といえます。

(2018/11/13ブログ更新,2017/02/20初出)

© 話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京/話し方教室入門スタッフ委員会